パテ形成から塗装
ここまでの作業
割れた箇所の固定とパテ塗り準備
割れたバンパーを銅メッシュで内側から固定し
表面にパテを塗るために削りました。
ワイヤーブラシとグラインダーを使って削ったのですが、削りすぎでかも・・・ですね笑
内側の銅メッシュが見えています。

削りすぎであれば、パテを厚めに塗ってしまえば良い!
という素人の浅はかな考えのもと、気にせずいきます!

↓今回の作業の過去動画です
パテ塗り
パテとは
車のキズや凹みを埋める為に用いるものです。
欠損した下地を形成、修復させます。
粘土質素材で形を整え、乾燥すると硬化します。
その上から塗装すれば、一見、キズや凹みがあった事は分からなくなります。
その準備として、表面についたホコリをエアーで飛ばします。

使用するパテはこちらです。

パテの使用方法
主剤=缶 硬化剤=チューブ
主剤に硬化剤を全量入れます。

付属の白いプラスチックのヘラを使い
素早くかき混ぜます。

ほどなくして粘りが出できます。

キズの表面に塗っていきます

パテ塗り完了!

乾燥させます。
ヒートガンが無いのでドライヤーを使います。

割れ固定
インシュロックで固定
バンパーの下部(かがまないと見れない箇所)も割れています。
パテが完全に固まるのを待っている間にコチラの修繕をしていきます。
目立たない箇所なのでインシュロックを使い固定していきます。

電動ドリルで割れた箇所周辺に穴を開けていきます。

穴の大きさは使うインシュロックが通る大きさに

穴にインシュロックを通していきます。

インシュロックをクロスさせることで強度を上げます。

もう一か所も同様に穴を開けていきます。
こちらは固定用のビスで止める事が出来なくなり、バンパーとメッキ部のすき間が出来てしまったので
それを修繕する為にインシュロックで固定します。

二か所目も完了です。(^^)/

パテ研磨
サンドペーパーとは
一般的に紙やすりと言われるモノです。
布や紙に研磨剤を付着したもの。
サンドペーパーで粗い面を整えていきます。
耐水ペーパーとは
見た目はサンドペーパーとほぼ同じ。
車のボディ研磨に適しているようです。
水を用いて使用するので、摩擦熱を抑えることが出来ます。
「水研ぎ」と言われるものです。
番手とは
やすり表面の研磨剤(粒子)の大きさを表します。
番号が若いほど粒子は大きく、粗くなります。
番号が大きくなると粒子は小さく、細かくなります。
大まかな番手の分類
〇粗目(#40~100)
〇中目(#120~240)
〇細目(#280~800)
〇極細目(#1000~)
研磨方法
粗い番手から使用し順に細い番手に切り替えていき
研磨面を整えていきます。
粗目→中目→細目→極細目
基本はこの順番です。
今回はまず320番で整えます。

次は600番で整えます

最後は800番の耐水ペーパーで整えます。

一見、凹凸がなくなるまでキレイに研磨できました!
よく見れば分かってしまうかもですが・・( ´∀` )
車のボディ補修は何度もやり直しが出来るので、納得のいくまでやってみるのも良いと思います。

下地処理
塗装前の下地処理
塗料がのりやすくする為にキズ以外の箇所に耐水ぺーパーをあてていきます。(研磨)
※あえてキズをつけて、密着力を上げる事がも目的です。
「足付け」と言われる作業です
まず800番の耐水ペーパーをあてていきます

続いて1000番の耐水ペーパーをあてます

油分を除去していきます。
車のボディ脱脂には「シリコンオフ」が適しているようです。
今回はマイカーで自己責任ですので「パーツクリーナー」を使っちゃいます。

今回の塗装、修繕に関係の無い部位を新聞紙で養生していきます。

プライマー
プライマーの効果

↑この画像の通り
今まで形成したパテとこれから塗装する塗料の密着性を高める効果があります。
プライマー作業工程
作業方法は以下の通り
①プライマー缶をドライヤーで軽く温める
缶の中で固まっている可能性がある塗料をムラ無く噴射させる為。
※熱し過ぎ注意!
爆発の可能性あります。😢
②塗装する箇所をムラがないように吹きつけてます。
数回に分けて実施すれば効果はあるのかと思います。
薄く広く 噴射するイメージです。

↓例のごとく ドライヤー乾燥

サフェイサー
サフェイサーの効果

↑画僧の通り
プライマーと上塗り(塗料)の中間に使用します。
下地の色を隠し、塗料が均一に付着しやすくなります。
一度に全てを塗るのではなく、数回に分けて薄く広く塗っていきます。




サフェイサー完了です。
カラースプレー塗装
カラースプレーの効果
色を塗ります。
今回であれば黒
同じ黒でもメーカーや車種によって異なります。

カラースプレー塗装のポイント





5回目にトラブルが発生しました。
スプレー缶の中身が残り少なくなってきたいるのは分かっていたのですが
「最後の一滴まで使いきってやろう」
というビンボー人根性を出したところ、ブシャ! 液量最後の滴(粒)が付着してしまいました。
いい感じで色付けできていたと思っていたのに・・・
結局、もう1缶買い、塗り足して目立たなくなりましたW
クリア塗装
クリア塗装の効果
カラースプレーの上に透明な塗料を塗ります。
塗装を保護する効果があります。
↓画像の通り


ぼかし塗装
ぼかし塗装の効果
塗装を一部だけし直すと、どうしても元の塗装面との境目が目立ってしまいます。
それを目立たさなくする為にぼかし剤を吹きつけます。


薄く、数回に分けて 自然に馴染むように吹きつけます
取り付け
バンパーとりつけ


どうにか形になりました!
やはりリップスポイラーはあった方が断然カッコいいなと思います😁

艶(ツヤ)が全くない・・・
まとめ
初めてのバンパー割れ補修→塗装の一連をどうにか完了させました!
ここまでかかった費用は10、664円!
(追加でスプレー缶 1本購入)
業者修理に出すよりも安いはず・・・
しかし、膨大な時間を要しましたW😭

今回の作業動画です!
是非ご覧ください!